2021新年の挨拶
先ほどまで、紀元前500から190年頃までの科学者、哲学者、例えば、アナクサゴラス(Anaxagoras、500-428BC頃)、アリスタルコス(Aristarchus、310-230BC頃)、エラトステネス(Eratosthenes、276-194BC頃)の資料を読んでいた。彼らは、極めて長寿であった。そして、太陽と月と地球と、そして、命に興味があったようである。
紀元後の今、新年を迎えて、この先の10年、20年、30年の社会を想念することに興味をいだく必要があるのだろう。そして、人々や組織の繋がりに興味を持って、協創と競争、そして、サステナビリティを科学することを続ける必要があるのだろう。
かつて、大きなバルーンに乗って、トルコのカッパドキア(Cappadocia、美しい馬の大地)を天空から遊覧したことがある。19世紀に再現されたエラトステネスの世界地図には、ユーラシア大陸を横切るTaurus Mons(月の山脈)があり、その西の端にカッパドキアがある。残念ながら、東の端の海には、日本の島々は描かれていなかった。
科学をする目線は、限りないものであると思う。皆さまの新たな発意を持って、更なる発展を願う次第である。
協創&競争サステナビリティ学会
代表理事 菊池 純一
2021年正月吉日
プロフィール
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一般財団法人知的資産活用センター理事長(青山学院大学名誉教授)
社会活動としてはNEDO-TSCフェロー、NITE評価・諮問委員、一般財団法人知的財産研究教育財団評議員など。科学技術の知的資産利活用に関する戦略設計の専門家。『場のイノベーション』(中央経済社)など著書、論文多数。
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